じぇにじぇ日記

日々徒然なるままのあれやこれや。

花火の後で

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朝は涼しいので忘れていて
バタバタと子どもを送り出す。
昼間外出先から帰るときに
暑さでよれよれになっている
小学一年生たちの群れに遭遇して
「しまった!また水筒持たせなかった!」

もううちは高学年だし
欲しければ水道の水を飲むだろうし
学校もそんなに遠くないし
大丈夫だとは思うけど

やはりヒヤッとして一瞬
「ダメな母親だ!」
と思ってしまう。

小さい時は思いもしないことで
子どもを熱中症の危険にさらすことがある。

一年生が先生に
「三、四人で道に広がって帰ったらダメですよ」と帰りの会で言われると
うちの子などは
「今日はKくんとAくんとSくんと帰って来た。ほんまはアカンねけどな」
と言う。何故ダメなのかと尋ねると
「だって先生が三人とか四人では帰ったらアカン言わはったし」
うーん。そう来るのか。
愕然として連絡帳に書く。
「確認お願いします」

また暑い道中せっかく持ってるお茶を飲まない子もいる。
何故かと聞くと
「先生が帰り道でだらだら飲みながら帰ったらダメですよと言わはったから」
もしくはそれを根拠に
「友達が飲んだらアカンって言わはったから」
うーん。

先生はその辺のニュアンスがきちんと伝わっているか、是非とも再確認してほしい。夏は命に関わる。

低学年のうちはそんなことを心配して
自分の配慮が行き届かないと
落ち込んだ。

今子どもがそれなりに大きくなって
危なっかしいのがマシになってきて

もうチビはいいや、こりごり
と思う。
でもうちのチビには
出来れば大きくなってほしくない。

子どものことだけで精一杯で
他のことを何もしてこなかった私は
子どもたちがチビでなくなったとき
空っぽの巣を前に唖然とするのじゃないか。
不安。

花火の後の寂しさは想像するに難くない。

花火の後、空に漂う煙

モヤモヤの煙が風で流れた後には
また星空が見えるだろうか。